吾輩は吾輩である

どこかに理解者いるのかな

古傷が痛む

雨の日は古傷が痛んだりすると言うけれど

お天気が悪い訳でもない今日、なぜだか左腕の傷跡がやたらと疼く。

 

欲するままに刺激を与えて搔きむしったら

当然腕はほんのり赤みを示すから注目してしまう。

消えずに一生背負っていくって意味では刺青と同じなんだなあ。

あの日の私にはきっとそんな覚悟はなかったのに

そうしないと保てないものがあったから仕方ないって受け入れるしかないんだなあ。

 

今日は職場のかつてのランチメンバーの1人からプレゼントを貰った。

会社の福利厚生の1つにある企業のプレゼント企画を私が見つけて

こんなのありましたよって皆に教えたらその人が2回続けて当たって

2回目の景品であるクオカード1,000円分をくれたっていう。

クリスマスにも「サンタさんだよー」って言ってマックカード500円をくれたりして

現金に近い物を受け取ることにいささか抵抗はあれど有難く頂戴した。

 

正直そこそこ戸惑っている。

例によってランチメンバーの話題に悪口が多いっていうことで

自分の悪口もそこそこ言われている気がしているから

なんかすごく肩身が狭いというか心を閉ざした状態で接していて。

自分がその輪の中にいていいのかどうか手探りで

積極的にその中の人を外食に誘うことも迷惑かもしれないって躊躇うし

自分に自信が持てずにいた。

 

だけどパワハラ女の5連休が終わると「ランチ一緒に出来なくなって寂しいよ」

って声をかけてくれたりして、安易にちょっと心が震えてしまう。

きっと、そんなに深い意味のない社交辞令なんだろうと思う。

だけど私には敵か味方かの二択しかなくて

この人には心を開いてもいいのかな?って思いたくなっている。

 

ほどほどのお付き合い、というのがとても苦手だ。

好きな人は大好きだし、苦手な人は大嫌いだし

苦手なのに笑顔で好きなフリをすることがとても下手な正直な人種。

でも世の中には正直でない人の方が圧倒的に多くて

正直者はいつだって馬鹿を見るんだ。なのに変われない。

生きるのがヘタだなあ。

 

ちょっと優しくされただけなのに古傷が蘇って涙が出る。

裏切られる予感が怖い。とても怖い。

そんな大袈裟なものじゃない筈なのに

信じるに値すべきなのか、心を開いていいのか、身構えて考えてしまう。

そして傷付く未来を想像して早々に不安になる。

見えてない傷も割としっかり刻まれたままなんだなあ。

 

最近予定を詰め込み過ぎて忙しかったからおうちでゆっくりしたい。

職場の人は皆私のことをバカにしている気がして

皆の迷惑にしかなっていない気がして

そう思うとなんだか席に座っていることさえいたたまれなくなって

大声を出して逃げたくなる。

 

誰もいないおうちへ帰りたい。

誰も私を攻撃しないおうちへ。

だけど考え事をするゆとりが出来ると更に悪化したりするから

結局どこに行ったって変わらないんだけど。

 

ていうか文章にして初めて気付くけど

これが鬱の症状の一つに挙げられる「悪口を言われている気がする」

ってやつですかね。

実際言われてきたことも多かったから

「勘違い」ならば自分には該当しなそうだと思ってたけど

これだけ優しくされてるのに逃げ出したいほど嫌ってのは

そういうことかもしれないなぁ。いやでも…。