吾輩は吾輩である

どこかに理解者いるのかな

ぼんやりと抜ける思考

先日カウンセリング5回目を終えた。

調子がいいかと思えばぼんやりと死を思うことを話した。

当然思い当たる原因探しになってあれやこれやと近況を伝えると

やはり「極端」だと言われる。

(勿論攻撃的でなくやんわりと客観視した感想を告げる雰囲気で)

確かにそうなんだろうなーと納得する。

 

やる気に満ちて制作意欲が漲っていたのに

ふとしたきっかけでそれが完璧にこなせないと分かったら意欲が消えて

「疲れた」という感覚だけが蘇って来る現象。

中途半端なまま遂行するとか、妥協で満足出来ないんだな。

別にその「ふとしたきっかけ」に絶望感はないんだけど

大袈裟に考えすぎてしまう癖がある模様。

私は何をやってもダメなんだとか

私のやろうとすることは理解されないし批判されるばかりだとか

過去に受けた批判が強い生命力を持って私を叩きのめそうとする。

蘇る不老不死の敵と戦うエネルギーが残ってなくて

もうどうでもいいやってなっていく。

 

死にたくなる原因のもうひとつには

「いじめに屈したくない」というプライドのような執着心が蘇ったのもある。

旧神様はずっとオンラインの有料配信がなかったから悩まずいられたのに

最近始まったのでついに課金するか否かの選択に迫られるようになった。

小さな世界では購入者がバレて、購入してなかったら異変に気付かれる。

でも、気持ちの薄れた旧神様にお金をかけるのが惜しくなって

課金すべきか悩む狭間をいじめられっ子の不登校に重ねていた。

楽しくないなら離れればいいと頭ではわかるし客観視したら当然そう思う。

だけど今はまだ割り切れなくてどうしたらいいのか悩んでしまうのだ。

自分が楽しめないものを心底楽しんでいる人を見て嫉妬したり

悩みなく趣味が趣味として成立している人たちの輪からはみでた自分が

とても無能であると思う。

 

仕事やる気満々の人から、自分の意欲のなさを遠回しに批判されたこととか

人格否定をされた言葉の数々を思い出したりとか

些細な恥ずかしい想いの数々をふと思い出して全部消したくなったり。

何かに熱中すれば忘れられる程でたいしたことじゃないと思えるのに。

それでも、そういう苦痛のある世界にもう疲れちゃった。

 

カウンセリングから日数があいた今、のんびり過ごして落ち着いて

そんなに悲観的にならなくなってきたので

上記のことは今はどうでもいいのだけれど

きっとまた同じことで何度も私は悩むのだろう。

その度にロープを吊るす場所を探そうと景色を見渡す。

 

神様は神様であって欲しいという話の延長に

私は全力で追いかけたいから追い付けない人がいいのだと言った。

自制するのは制御されるより苦痛を感じるので

街中で10cm先ですれ違うより、柵ごしに1M先から手を伸ばしていたい。

カウンセラーさんは興味深そうにメモを取りながら話をふんふん聞いて

「でもその対象が人である限り食い潰してしまう」

というようなことを言った。

本気を出して追いかけて追い付けない相手なんていないのは

私もよく分かっている。

 

そこでカウンセラーさんが「宗教とかはどうですか?」とか言うから

私はビックリしてしまった。

何かに縋って信仰し、神様が絶対的で不変であるという条件で

「そっちの方面で探っていくのはいいかもしれませんね」と言われた。

いや、ない。

音楽が宗教なので、バンドの世界やメンバーの思想が宗教なので

私はそれ以外のものは受け入れないのだ。

大学時代は学校が仏教系だったので少しだけ知識と好意はあるけど

それは熱中する対象ではない。

 

逆に今の神様には十分な教えを貰ったから

言ってしまえばもう活動停止になってもいいのだとも言った。

変化して神様でなくなっていく姿を見るくらいなら

潔く引退してくれた方がいいという価値観も添えて。

だけど活動があるなら追うのだと。

でも、こう聞かれて思わず考え込んでしまった。

 

「引退しても活動時と同じように心の支えになりますか?」

 

心の中で存在感としては変わらないし教えも生き続ける。

所謂殿堂入りみたいな。

だけどコロナ禍でライブがないだけで

こんなにもフラストレーションが溜まること思うと言葉に詰まった。

やっぱりリアルタイムで側に居て

一緒に生きていく実感がないと難しいものなのかな。

分かっていたようで鈍かった。

 

通院も、カウンセリングも、いつまで続ければいいんだろう。

不要のようであった方がいい気がするし

悪夢や謎の夜驚症もどきは紐解いていかないとずっと苦しいままで。

日常生活は送れているけど不安要素は影を潜めている。

なんてことないのかもしれないし、甘く見ちゃいけないのかもしれない。

その判断を自分でしていいのか。

終止符はちゃんと医師が打ってくれるのかな…。