吾輩は吾輩である

どこかに理解者いるのかな

泣きながら帰った話

この土日はライブに行った。
無邪気に楽しく踊れる系のにぎやかなライブ。

土曜の朝は悪夢で魘されて起きた。
ここのところ最近ずっとそうだ。
熟睡出来ずに夜中もよく起きるけど内容は覚えてない。
ミルタザピンの副作用で悪夢から正気に戻れなかった時の苦痛に似ていて
ストレスが溜まっている自覚はあったから納得はしていた。

心が重たい。とてもずっしりしている。
鬱モードの時って心臓の細胞成分がまるで違う気がする。
ふらっと無心で起きて朝ご飯を食べてふらっとスマホでゲームして
出かける準備を少ししてまたベッドに戻った。
行きたくないな。
行かないって選択肢を作っちゃダメかな。

体調が悪いって言えば不可能はない。
だけど、待ち合わせをしている人たちがいて
苦労して確保したチケットを手に楽しみにしていたライブが目前。
きっと行けば楽しい世界がそこにあって
今の重い腰さえあげたらなんとかなる筈。
だけど、あまりに行きたくなくてしばらく泣いた。

なにもしたくない。
誰にも会いたくない。
こわい。かなしい。くるしい。かなしい。いやだ。
どうして。どうしてこんなに嫌なのに行かなきゃいけないの。
薬を飲んだ。
ふわふわして記憶が混濁しやすいからライブ前には飲みたくないけど
どうしても耐えられなくて藁にも縋る想いで飲んだ。

頑張って行った。ライブはやっぱり楽しかった。
ステージはキラキラしていて、今までの嫌なこと全部忘れさせてくれた。
朝の苦痛は嘘のようにすがすがしい気持ちで眠りについた。
久しぶりに魘されずに起きた。
それがとてもとても嬉しかった。
二度寝しても、魘されない。
当たり前のことがあまりに嬉しくて皆に聞いて聞いてって騒ぎたいくらいの気分。

同じ人の2DAYS公演だったから
今日も行けば昨日と同じ楽しさが得られると期待して
日曜のおでかけは時間はかかったけど割と楽だった。
だけどまたとても不愉快なものが目に入ってしまった。
途端に世界は澱む。
心の中にマグマが蠢く。

ライブを楽しみにはしゃぐ友人に愚痴るのは申し訳なくて言えず
関係ない友人に吐き出させて貰ったけど
ピンとこないリアクションで何もスッキリしなかった。
会場で合流した友人知人たちにすら壁を感じて心が閉じてゆく。
大人数であればある程、ムードメーカー以外は空気だ。
誰も私の異変なんて気にかけないし、自分が楽しむことしか考えない。
それは何も間違ってないけど、居場所のなさに私は余計に1人になりたくなった。

ライブは楽しかった。
間違いなく、良いライブだった。
だけど、来れて良かったと心が満たされて余韻に浸ることはなく
ライブが終わったら私のハイテンションも終わった。
私のこと嫌いな人たちが輪になって悪口を言っていたことに気付いてしまった。

私の友人に次々手を出して自分の配下に置こうとする女王様気質の奴が
この日も私を無視して友人だけを打ち上げに誘う光景を目にした。
友人とは2人で食事に行く約束をしていたから
「奪わないで」とばかりに私は強引にその誘いを断ってしまった。
友人はそっちに行きたかったかもしれないけど無理矢理突き合わせてしまった。
せめてもの罪滅ぼしに帰りにオシャレな飲み物をご馳走したけど
虚しさに拍車がかかったような気もした。

1人になった電車の中、無心でゲームをしていた。
器ギリギリまで我慢の限界がきているのを悟りながらゲームに没頭した。
最寄り駅について改札を出たら勝手に我慢タイムが終わったらしい。
過呼吸になりながら泣いて自転車置き場へ行って
大泣きしながら自転車をこいで家まで帰り着いた。

前回の投稿で希死念慮はないと書いたけど
死ぬことをあれやこれやと想像して泣いていた。
身辺整理と断捨離をしようとか
遺書を残すべきか、どう残すか、何を書きたいか
ずっと迷っていたこともどうせ死ぬなら最後にやってみようかなとか。

私なんかでもきっと死んだら哀しんでくれる人がいるけど
親の顔を思い浮かべると余計にやるせなくなった。
私をこう形成したのは親だから。申し訳なさではなく憎しみが強かった。

私はなんてダメな人間なんだろう。
嫌われるべくして嫌われて、周囲の人のことも好きになれなくて
悪意の罠に陥れられていつの間にか誰も私の話を聞かなくなる。
悪い噂だけが独り歩きして誰も私を信じてくれない。
嫌われたらもうおしまいじゃん。そんな奴私だって嫌うにきまってるじゃん。
でも味方を増幅させてデモを起こす集団の前ではどんな正義も勝てない。
なんかずっと同じことの繰り返しだなー。ずーっと。

生きたくない。生きたくない。生きたくない。
だからと言ってきっと私は死ねない。
そうやってずっとずっと苦しみながら生きている。

もうどうにでもなーれと思って早起きを控えた深夜にまた投薬。
でも朝ちゃんと起きれてしまって
「1日頑張ったらまたおやすみだよ」と言ってくれた友人の言葉に励まされて
今日もちゃんと出社したよ。

何もかもをやめたいよ。
でもやめられないよ。やめたいよ。