吾輩は吾輩である

どこかに理解者いるのかな

寄せては返す波

情緒が不安定すぎる。

 

また少し遠出をして一人旅を堪能。

おでかけは楽しい。

念のためにレキソタン持って行ったけど必要になることはなかった。

パニックや不安感も全くなくていたって元気。明快。

お薬も病院も必要ないんじゃ?って本気で思うくらい何も不調はない。

 

旅行中に大はしゃぎしているわけじゃないし

そんなに調子に乗ったつもりはないけどコレも躁なんだろうか。

躁の概念がよく分からない。

ただ、ライブに慣れ過ぎてそこで盛り上がることを自然現象と思ってるから

普段行かない人からしたら異常な程の興奮状態に見えるとは思う。

でもこの曲のこのタイミングで手をあげるとか叫ぶとか

体に刻み込まれた習慣みたいな感覚でありつつ

マンネリ化してないものは心の躍動も当然あるので躁と言えば躁なのか?

 

素敵なことを経験して、満足感に溢れながら素敵だったと吐き出す。

その感想に多少共感してくれる人が集まって共有する。

不慣れな移動がたくさんあってスケジュール管理が慌ただしく

ぼんやり落ち着いて考え事をして憂鬱になっている暇もない。

 

そしてまた慣れ親しんだいつもの日常に戻る。

疲労感から仕事の凡ミスが多発して劣等感に苛まれる。

完全なる自業自得で遊び過ぎた皺寄せだから嘆く権利もないのだけど

申し訳ないな…自分ダメだな…って思う気持ちが膨らんでゆく。

 

仕事が終わればスマホをいじる時間がたくさんあって色んな人の発信に触れる。

ここでも劣等感が刺激されるばかりだった。

私目線では同じ土俵にいると思っている人たちが

自分より高評価を得ている光景を目の当たりにすると虚しくなる。

私の価値は?価値は?なんでそっちだけご褒美貰えるの?

私のことが嫌いなの?私は評価に値しないの?そもそも見えてる?

 

普段は好意的にコミュニケーションをとっていて

敵意も悪気も感じたことはないけど

自分だけが称賛されない状況はなかなか傷つく。

笑顔の暴力とても言えばいいだろうか。

害のない笑顔だけをしている人に傷つけられる。

他の人には自発的に微笑みかけていることに気付いた時の醜い嫉妬心。

 

昔派遣で働いていた時に

「同じ勤務先で違う派遣会社の人の時給を訪ねるのはタブー」

と教わったことがある。

たまたま違う派遣先に登録しているだけで仕事内容は同じで

相手は自分より給料が高いと知ったらモチベーションが下がるから。

SNSの世界にはそれと同じことがはびこっている。

尋ねずとも、見たくなくても、嫌でも情報が飛び込んでくる。

 

楽しくない。

ならオフラインで自分の世界を楽しもうという発想に切り替わる。

頑張ってその輪に入ろうとか、好かれる努力をしようという気になれず

ここに私の居場所はないなと思って距離を置いては溝が深まり

私のいないそっちの世界はますますその形態で盛り上がってゆく。

関係を絶たない限り増していく疎外感に更に嫌な想いをすると知ってても

未来まで先回りして器用に生きられないよ。

 

長年愛読書の傷んだ本を読んで少しだけテレビを見て

送られてくるLINEに話を合わせて相手をして

旅疲れを癒そうと少し早めにベッドに入った。

体は疲れている筈なのに珍しく眠れなかった。

とは言え最近実は寝つきが悪くなっている。

シャワー中だけだった暗黒の思考時間がドライヤー中にも侵食し

今は睡眠前の横になった時間にも手を伸ばし始めている。

パニック発作まではいかずともストレスが渦巻いて

とてもリラックスして体の力を抜いて眠るモードではない。

 

うとうとした頃に怒涛のLINE通知でまた目が覚め、全通知をオフにした。

睡眠を守っただけなのに、外界を疎んで遮断する行為が少し悲しくもあった。

周囲との交流をするエネルギーがない自分が情けないというか

そうしないと守れない自分の孤立を実感するというか。

きっと元気だったらこんなネガティブに考えないんだろうけど。

 

そのまま考え事モードになったのかな。少し寝て起きたのかな。

もうあんまりよく覚えてないけどストレスが昂って寝るどころじゃなくなって

なんか自分の呼吸音がひどく疎ましく思えて

そのまますこし過呼吸になりながら成すすべなく寝転がっていた。

泣き始めたら止まらなくなって声をあげて泣いた。

具体的に何を考えていたのかもう殆ど記憶にないけど

なんかとにかく怒りと憎しみと嫌悪感が胸の中に渦巻いていて

悲しみは攻撃性のあるものへと変わっていた。

 

頭を壁とかベッドの柵にぶつけたい衝動が起こった。

でも痛いの好きじゃないし、リスカはもうしないと決めている。

あとあと面倒だってもう十分知ってるけどなんかどうしても衝撃を与えたい。

なんだ?この欲求はなんなんだ?私は何がしたい。

 

リスカしてた時は「目視出来る痛み」が欲しかった。

心はこんなに傷付いているのに世界は何も変わらなくて穏やかで

傷付いてることすら誰にも認めて貰えない存在してないようで

腕を切って血を見たらやっとそれがこの世界に存在するっていう

物理的な痛みの認知という感じ。

でも今の気持は別にそういうんじゃない。

 

なんだ?なんだ?なんでこんなに頭を叩き割りたいんだ?

混沌とした思考回路で「破壊したい」という答えに辿り着く。

憎い存在も、苦しみも、壊れた自分も、諸共滅ぼしたい。

自傷というにはあまりにおそまつな私の行動は

結果的に自分のおでこを数回軽く殴る程度で終わった。

多分以前のリスカの理由と逆で、痕跡を残したくないみたい。

むしろその場の何もかもを壊してなくしたいんだろうか。

 

リフレックスを飲んで魘された夜程ではないものの遠くない感覚。

理性のタガがはずれて感情が溢れ出しているような。

ベッドから出てキッチンでお茶を飲んで気分転換をしようとする。

心の渦は落ち着かない。底が見えない下の方から手招きされている。

歯磨きをして清潔さをプラスして更に気分転換。

 

飲みたい。

今こそレキソタンを飲みたいけれど時刻は26時。

起床時間まであと3時間半しかない。

起きれなかったら困る。仕事に行かなくてはいけないのだ。

薬の副作用で寝坊して半休とる生活をこれ以上増やしたくない。

飲みたい。飲めない。我慢するしかない。

 

疲労も睡眠不足も最早小さな問題で

心を落ち着かせることだけが最優先となった私は

少しゲームをして目の前のクエストを黙々とこなした。

何も考えなくていい。与えられたことだけすればいい。

やってもやっても次々とクエストが与えられる。

自己主張をしたがって自由を望む割に

結局何か指示を受ける方が楽なんだな…

前世は奴隷かななんて思いながらやっと眠ることが出来た。

 

時間通りに起きることに成功した。

喜びよりも気持ちは絶望していて目覚めからぐったりだったけど。

カーテンの隙間から差し込む光に残酷な「おはよう」をする。

望まなかった1日がまた始まる。

 

朝のシャワータイムはやはりスイッチが入りやすくて

なんかもう訳が分からなかった。

親のことを考えて、接触を拒絶する気持ちと

そのまま永遠の別れを迎えて後悔するであろう気持ちと

どうにもならない嫌悪感でずっと泣きながら「やだ!やだ!」を繰り返していた。

理性はないけど記憶はある。

叫ぼうと思って叫んでない。とりあえず錯乱してた。

 

でもあがって体を拭いている頃にはもうすっかり落ち着いて

さっきまで泣いてたのが嘘みたい。

なんか子供ってこんなだよなぁと思った。

その時はそれが本気で嫌で大泣きして喚くけど

次の瞬間違うことに意識を奪われてケロっとするやつ。

さっきまで泣いてた感覚はもう完全に今の自分には残っていない。

なんなのこのスイッチは。

 

この家で1人暮らしを始めてもうすぐ1年。

誰の目や耳を気にすることなく生活出来る場所に慣れて

自分だけの世界になったら理性がはずれやすくなったのだろうか。

理性で保ってた自分の内側にこれだけのものが今までもずっとあったのだろうか。

 

職場についてもまだ情緒不安定が続いていて

年度代わりの仕事量をこなすには頭はスッキリさせてたかったけど

うじうじめそめそしてても進まないとやっとレキソタンを飲んだ。

寝坊して遅刻という最悪の展開はもうここに来たら大丈夫。

 

1時間くらいして効いたと感じた。

昔は薬の効果よく分からなかったのに。眠気もない。

昨夜から今朝までの心の疲労が大きくて

このブログで吐き出さずにいられなかったから仕事結局少し放棄してるけど。

もう1錠欲しい。

飲んでもいいだろうか。

でも依存になるのも嫌だし、さっき大丈夫だった眠気も今度は分からない。

 

おかしいなあ。

おとといまで全然そんな予兆なかったのにな。