吾輩は吾輩である

どこかに理解者いるのかな

助けてくれるって言ったじゃん

メンタルクリニックの予約に心が折れた。

darksunday.hatenablog.com

 

その後、予約開始の日を待って再度電話したけど予約がとれなかった。

私の考えが甘かったのかもしれないけど

いざ希望日程を相談する段階になったら、平日の昼間じゃないと初診は受け付けないと言われた。

なんでそれをこないだの電話で言ってくれなかったの?

 

今の私には病院に行くのも少し勇気と覚悟がいることで

行くと決めただけでも頑張ったんだ。

繋がらない電話を何度も何度もかけたんだ。

なのに条件があわないのでお取りできませんねって優しい声で言われる。

 

仕事を休んで行くための覚悟を更に絞り出すのはちょっと難しかった。

だって私はまだそこまでダメになってない。

日常生活を手放して通院が必要なほどの重症だとは認めたくない。

そういう生活も経験したからこそ「あそこに戻っちゃいけない」って気持ちが強い。

ちょっと疲れているだけで、私はたいした病気じゃない。

そこを守らないと病は加速しそうに思えて、自ら砦を壊したくなかった。

 

病院自体もう行きたくなかったんだ。

出来ることなら薬も飲みたくなかったんだ。

アラフォーにさしかかって、そろそろ保険の加入も本気で検討しようと思って

鬱がネックになることを気にしていたんだ。

自殺欲求がある人の生命に保険なんてかけられないよね。そりゃそうよね。

でも保険に入っておかないと社会人としてダメな気もして

入ってない理由が「入れない」って屈辱的だったし

なんかそういう安心感も欲しかったんだよ。

前回の通院から数年経ってもう少し頑張ったら通院履歴がノーカウントになったのに

それを諦めて病院行こうって決めたんだ。

 

土曜日も診療してるのに、土曜は予約が埋まってて

1ヵ月先でもいいから土曜で予約とれませんかと聞いたら

半年に1度とれるかとれないかで今は見込みがありませんって。

なんなのそれは。

本当に半年先まで患者の予約があるの?

その人たちは治る見込みなく半年先も通院を契約しているの?

先生が不在なの?ただ受け付けたくないの?

 

「もしもし、お電話が遠いようなんですが」って言ってる。

話す内容もないのに頑張って意思の疎通をしようとして

こっちも「もしもし、聞こえますか?」って繰り返す。

届かない声。

 

そんなに何度も大きな声で「助けて」って叫べない。

そんなエネルギーは私には残ってないよ。

 

かなしい。かなしいよ。

電話を切って帰途の電車に乗ったけど涙が溢れて止まらなくて電車をおりた。

ホームの椅子に座ってしばらくいっぱい泣いた。

なかなか落ち着かなくて悲しくて仕方なかった。

 

受け入れて貰えなかった。

ただ、診療時間と私の生活スタイルがあわなかっただけで

特別な患者として時間外にみて貰えるなんてありえないのは分かっている。

それは仕方のないことで病院は悪くない。

 

でも、でも、でもさぁ。

どうぞお気軽にご来院くださいとかさ

ひとりで悩まないでとかさ

おいでおいでって甘い誘惑しておいてさ。

勇気を出して恐る恐る手を伸ばしたのに、この手を握ってくれなかった。

分かってるけど涙が止まらないね。

 

Twitterに呟いたら「今日会いに行けばよかったね。よしよし」って

友達が寄り添うような言葉をかけてくれた。

あったかい。まだ絶望するような世界じゃない。

 

でも、たったこれだけのことでこんなに落ち込んでしまう私には

やっぱり病院が必要なんだろうなと改めて思った。

通院先を吟味するのは後回しにしてまずは診察と薬が必要だ。

結局前に通ってたところに電話したら短い診察時間ならとすぐ予約がとれた。

久しぶりだからゆっくりお話しした方がいいなら

やっぱり先送りか平日日中って言われたけど

ここで長く通う気は起きないからやっぱりとりあえずの薬だけ貰おう。

 

一安心して、通える病院探し。

僅かだけど行動力が残っていてよかった。

診療時間の長い病院を探して、職場近くで仕事終わりに行けるところを見つけた。

電話したら既に予約済みのとこより早い日程がおさえられた。

でも後々口コミを見たら酷評が多くて結局キャンセルしてしまった。

容姿をディスったり、キツい言い方をしたり、書類が面倒な保険は拒否だとか

先生の気まぐれで優しかったり優しくなかったりするそう。

ストレートな物言いは今は受け止める余裕ないから通うには適さなそうだ。

だからここはすんなり予約とれたのかな。

 

良い案件には人が群がる。

他の人より頑張らないと蜘蛛の糸は掴めない。

零れ落ちた人には救いはないの?私のことも助けてよ。