吾輩は吾輩である

どこかに理解者いるのかな

ブレーキのない車

1ヵ月ぶりの心療内科へ。

先生が海外研修で1ヵ月近く日本を離れるというので日があいたんだけど

実際この1ヶ月間はもう通院を必要としてなかったくらい心が晴れやか。

 

それまでは週1ペースで通っていて絶望に嘆いていたのだけど

1ヵ月前の通院の時点で既に闇から抜け出した感じがあった。

あの時は先生に理由を聞かれてもピンとこなかったけど

たまたま褒められることが集中した時期で自己肯定感が高まったのかも。

確信するような理由は明確に分からないけど

絶望から意識がそれたというか、興味の矛先が変わって

「マイペース」を取り戻すことが出来るようになった感じがする。

 

日頃から汚物を目に入れないように環境を整備してたのも効果を発揮してたし

自分を否定するものに触れなかった1ヵ月だったのかもしれない。

具体的に何をしたからよくなったっていう1つの行動が薬になったわけじゃなく

「極力苦しまずにいられる環境での時間の経過」で癒えたのかなー。

 

この病院に通い始めたのは6月半ばだから

7月頭にはよくなったことを考えるとたった半月しか経ってない。

通院したのが申し訳ないくらいの浅さのようにも見えるけど

年末からずっと続いた鬱症状は気のせいレベルじゃなかったわけで。

通院再開を決意したのが2月で、予約取れたのが3月で

そこから病院が合わなくて転々としながら落ち込む日々を過ごし。

以前の休職レベルに比べたら短いけど、まぁそこそこしんどかったな。

 

ここ1週間は特に意欲がみなぎってて色んなことをやりたい盛り。

スケジュールが詰まった忙しい日々が少し落ち着いて

映画見てのんびりする時間が嬉しくてレビューブログを書いてみたり

カメラロールの莫大な量の写真を整理しながらHP更新をしてみたり

脱衣所の髪の毛が気になったついでに大掃除をしてみたり。

細々した整理とか自分の履歴のまとめとか本当は大好き。

 

ダメモードに入ってた時は何もする気になれなくて

やらなきゃいけないことが全然出来なくて家事もオーバーヒートしてたけど

最近は寝るのが惜しいくらい時間が流れていくのが楽しい。

例えそれがくだらないことであろうと、完成しない無駄なあがきだろうと

夢中で何かに取り組んでる時は無限の可能性を感じてとにかく楽しい。

 

そうだ、私はこういう意欲の塊で出来てる人だった。

これが正常モードであって、自己否定の塊が異常事態だと覚えておかなきゃ。

…という感じで「調子いいので予約取り消して下さい」って

病院に電話して通院中断しようかとも思ったんだけど

ここの先生嫌いじゃないし、またいつか来る時気まずくないように

先生の太鼓判を貰って通院終了としようと思って真昼の暑さの中向かった。

 

先生はとても驚いていて、さりげなく説明したつもりの

「状態が悪かった時とはまるで別人みたいな感覚で」をとても気にしていた。

起伏が激しいという見方をされて

今のこの状態を柔らかい言葉で「躁」のように表現していた。

 

てっきり私は「これで完治!じゃあね!」くらいのつもりだったけど

普通に次回予約の流れになって動揺。

先生曰く「今が1番危ない」だそうだ。 

私は全然そんな気しないんだけどな。落ち着いてて元気なのにな。

 

この1ヵ月1錠もお薬飲まなかったし、それで問題なかったし。

パニックも動悸もなかったよ。

死にたいとも思わなくなったよ。

生きたいかっていうとそこは価値観の話で執着ないけど。

 

このタイプはボーダーがゆるくて振り切りすぎてしまうと言われた。

普通は黄色になったら先を見越して止まるけど

まだ行けるだろうって赤まで行って完全に電池切れになって

そこから身動きが取れなくなってしまうんだって。

分かる部分とピンとこない部分とあるけど

前のおじいちゃんカウンセラーも似たようなこと言ってたっけ。

 

テンションが上がって楽しくてもセーブして

腹八分目で止めるように心がけよとのこと。

心療内科に通うようになって

「楽しすぎる」がダメなことだって初めて知ったけど良い発見だったかな。

 

お薬飲んでないってこと言わなかったら

普通に今回もレキソタン5mgを1日2錠分が処方されてたけど

いつかまた通わなくなってお薬が欲しい時が訪れる気がするし

貰えるだけ貰ってため込んでおこうっと。