日曜に風邪を引いたから、月曜の心療内科では風邪薬も貰ったんだ。
専門の科じゃなくても言えばお薬貰えるのは知っていたし
内科と心療内科を兼ねているところなら風邪薬など専門内だろう。
花粉症の症状が悪化して鼻水とくしゃみからくる喉の痛みと発熱38度超え。
疲労感と頭痛も併発。
症状を告げたら「じゃあPL配合顆粒出しておきますね」って言われて愕然。
効果がないわけじゃないけど評判が悪い薬として有名なやつだ。
薬の名前検索するだけで医師は自分では飲まない薬としてひっかかる代表格。
総合かぜ薬であり不要な成分もごちゃまぜになっている
…つまり雑な処方をされたと感じた。
本来なら気管支を広げる薬、喉の痛みを和らげる薬、解熱剤…って
1つ1つの症状にそれぞれの薬を処方する筈。
飲む分量は多くなるけど、症状を狙い撃ちして効果を発揮しやすいから。多分。
「生理不順にも効くから」って言われたけど私いつそんな症状訴えたよ。
先生は風邪ひいてもその薬飲まないですよねって喉から出そうで出なかったけど
私その薬知ってるんですよってほのめかすために「あの白い粉のやつ…」
って言うのが精いっぱいで「そうそう」で終わってしまった。
白湯に溶かして飲んでという説明も添えられたので
「粉薬苦手です。錠剤がいいです」って言ったけど
じゃあそのまま飲むだけでもいいからって結局変更して貰えなかった。
ただでさえボロクソな評価だったけど内科医師としてもダメだこりゃ。
1時間で終わると聞いてた診察が待ち時間含めて2時間弱になってしまったので
一旦慌てて職場へ戻り、処方箋は夕方に内科・耳鼻科の近くの薬局へ出しに行った。
まぁ薬貰うだけだしどこでもいいだろうと思って
TポイントもつくしWaonで支払いも出来るその薬局を選んだんだけど。
「まずは風邪薬の方からですね～」って忌々しさすらあるPLを受け取る。
ジェネリックにしたせいでアルプラゾラムという名前に変わったソラナックスは
「こちらは、寝つきが悪いとかですか？」と聞かれ
「いや、あの……。ちょっと鬱っぽくて」と言わされたのが思いのほかキツかった。
お医者さんにも受付の人たちにもそういう病状だと開き直って会いに行ってるけど
この薬剤師はその症状ではないものを挙げて私と接していて
自分から「私ダメな人間なんです」って自己紹介してる気持ちになってしまった。
「あーはいはいはいはい（笑）」
なぜかカッコワライをつけたような反応に私のガラスハートはパリーンですよ。
なんで最悪のパターンの方から想定してくれないの。
症状確認必要なのは分かってるけどもうちょっと言い方ないの？
不安な気分を和らげるお薬ですって一言添えてさしだすとかさ。
おくすり手帳提出してるのに「今までも飲んでたお薬ですか？」って聞かれて
「はじめてです」って答える虚しさ。
診察を受けて「どうせ私が悪いんです」と思い
処方箋出して「私はダメな人間なんです」と刻み込み
初処方であることを告げながら「ついにダメになりました」と認めたようで
お会計終わって薬局でて改札の前で泣いた。
そのままホームに向かわずに大好きなパンを買って帰った。
病院に行くってしんどいなぁ。
本当は人に見せたくない部分を勇気を出して晒しているわけで
それはとても無防備で弱い。
不意打ちで暴露要するのとかほんとやめて。
最大限の思いやりで優しく包んで。
当たり前のことが当たり前に思えない心理状態で
過敏に傷付いたり嫌悪したりしてしまう今、人との接触がちょっと怖い。
相手に悪意はなくこちらが過敏になりすぎて傷ついたり苛立ったりしてるわけで
それが近しい人であれば尚面倒なことになる。
実家療養してた頃、友達いっぱい失ったなぁ。
「自分の言葉で傷つけちゃうの怖いから治るまで距離置かせて欲しい」とか
「あの程度のことでそんなに恨まれる意味が分からない」って見放されたりとか
あったねぇ。うん、あったねぇ。
健全な目で冷静に見た世界と、警戒心だらけの捨て猫の視界の差というか。
13年の付き合いがあった友人とも破滅して
結婚式には出席したのに、妊娠も出産もその後の話も
共通の友人から風の便りでたまに届くものになってしまったんだった。
そのことを今でも私は寂しく思っているし思い出は美しいままだけど
分かち合えなくなったあの喧嘩に対して後悔はしていないんだ。
病んでいたあの頃の私には、きっとそう感じる以外の選択肢がなかったから。
もし時間を戻せるなら同じ過ちはしないって思うならそれは後悔だけど
きっと私は同じことを感じて同じように傷付いて同じように牙をむくだろう。
友達はカウンセラーじゃない。
病んだ人に対する知識理解も正しい対処法も知らない素人だ。
だから友達には感じていることをチラっと見せることはあっても
悩み相談として救いを求めることは絶対にしない。
それが私のルール。
今回の心療内科の医師は「悩みを話せるお友達はいないんですね」と言った。
