吾輩は吾輩である

どこかに理解者いるのかな

小心者

調子がいいんだか悪いんだか病気なんだか性格なんだか。

 

今朝は懺悔シャワーの乱もなく平穏な気持ちで支度をして

普通に通勤出来てまぁまぁいい感じだなと思いながら会社についた。

いつもと違う階段が遠い車両に乗ったらいつもよりすいていて

乗客の層も穏やかな印象を受けてちょっと安心したりした。

 

が、職場について休憩室兼会議室の冷蔵庫に向かうと

会議が禁止されている始業前の時間なのに仕事の話をしている2人組がいた。

扉を閉めて会議風の空気を出されると

冷蔵庫から2Lのペットボトルを取り出してトポトポ音を立てながら

コップに飲み物を注ぐのは非常にやりづらい。

正当権利を主張してノックして入っていくことは出来るんだけど

出来れば今後のためにも注意しておきたい。

 

「ここって始業時間前は会議禁止だった気がするんですけど…

 始業前に会議が必要な場合は別の階の専用会議室を使用するように先月周知された筈ですが…」

 

相手は一緒にランチに行ったこともある別部署の同世代の男性で

とても目上の人ってわけでもないし凄むほどの対象じゃない。

 

「会議はいいんじゃないの?」「いえ、会議が禁止で…」

「じゃあこれ会議じゃない、雑談雑談」

「そうですか、ではせめてドア開けさせて貰いますね」「うん、いいよ」

 

たったそれだけのやりとりで揉めることなく済んだのに

なんだか私は物凄く勇気を消耗したようで

それから30分くらい動悸が止まらなかった。

 

強引にドア開けたの意地悪だったかな、でも他の人も入りにくくなるし…

そもそも禁止を破ってるの向こうで私は正しい。

でも言い方が可愛げなかったかな…もっとスマートに対応出来たのかな…

なんだかモヤモヤと考え込んでしまった。

我ながら小さいことを気にして思い詰めすぎていると自覚しながら

それでも心臓は正直に異常事態を訴えてくる。

 

午後は部署内の会議があった。

10年以上勤務して毎日近い距離で顔を合わせてる10人程度のメンバー。

そこそこしっかりした設備で会議室用の机を口の字に並べて

向かい合う人との距離は遠いし、隣の席との距離もそんなに近くはない。

なのに普段隣り合わない人がすぐ近くにいる状況に

なぜか緊張というかストレスを感じてしまってまた動悸。

 

パニックになるような感じまではいかないし、特段苦痛ってわけではないけど

落ち着かなくてなんか心がざわつく感じ。

2ヵ月前に病院の診察室でも同じような感じになった。

電車の方が知らない人いっぱいで密着度も高いのに

多少ゆるめの条件であるこっちの方がダメって変なの。

 

会議での発言はちゃんと出来るし

今回は議事録担当だったから集中してメモも取ることが出来た。

何も問題はないんだけどな。ドキドキする以外に。

 

でも潜在意識で何か無理をしたりしなくていい我慢をしているとしたら

ねじれを取ってほぐしたい。

「小心」で検索したら

ネガティブで傷つきやすい自分そのものの特徴が羅列されていて

直視する勇気が出なかったのでこれはまたそのうち。

 

私今まで自分のこと小心者だなんて思ったことがなくて

どっちかというと意思表示は明確で物怖じせずぶつかっていくタイプだった。

でも小心者の特徴のひとつに

過去の失敗や批判を引きずって自分を出せなくなっているってのがあって

ああそうか、私は踏み潰された花のような感じなんだなと思った。

 

キツイ性格は醜いと思っていて、小さいころから釣り目も嫌いだった。

たれ目というかかまぼこ目に憧れて目じりを引っ張ったり

意識して柔らかく笑うようにしてにらんだ顔を刻まないようにしてきた。

第一印象で「うわ、キツそう」って顔になりたくなくて

穏やかで優しい顔つきを意識的に上手に作れたと思っている。

美人かそうじゃないかは別として。

でも、キツイ=強い、その反対の弱いにしかなれなかったのかな私。